VestaのFedora20へのインストール の変更点


#author("2024-03-09T11:34:35+09:00","default:masami","masami")
RIGHT:&ref(https://www.misasa.okayama-u.ac.jp/~masami/images/OUOperatingGrant.png);
#author("2024-03-09T11:35:20+09:00;2024-03-09T11:34:35+09:00","default:masami","masami")
*VestaのFedora20へのインストールメモ Linux Fedora20 x86_64版 (2015/01/06) [#r9ae39da]
-(20210710) Fedora34でもVESTA-gtk3を起動する際に同様のエラーが出たが、libGLUのインストールで解決した。
-(20191125) Fedora31でも同様の問題があったが、libGLUのインストールで解決した。
-Vestaは結晶構造や電子密度を表示するプログラムである。私は普段Mac上で使っているが、学生実習の関係でFedora20 (X86_64) PCにインストールしたが、いくつか問題があったので、その時の解決法をメモしておきます。その後、Fedora22にした時は、libGLU.soでは引っかからず、libpng12.soは同じようにエラーが出た。同様にダウンロードで解決した。
**Vestaのインストール [#a937f32b]
-Vestaはhttps://jp-minerals.org/vesta/jp/download.htmlからダウンロードできる。最新版のLinux x86_64版(ver.3.2.1)をダウンロードした。解凍する。Gnome上だとマウス操作で簡単に操作できる。右クリックで解凍を選ぶ。
 Vestaはhttps://jp-minerals.org/vesta/jp/download.htmlからダウンロードできる。最新版のLinux x86_64版(ver.3.2.1)をダウンロードした。解凍する。Gnome上だとマウス操作で簡単に操作できる。右クリックで解凍を選ぶ。
**Vestaを動かす [#h8ac8170]
-Gnomeのウィンドウ上でVESTAファイルをダブルクリックするか、terminal上で./VESTAとタイプすると起動できる。しかし以下に記すライブラリーの問題で私の場合はうまく動かなった。
 Gnomeのウィンドウ上でVESTAファイルをダブルクリックするか、terminal上で./VESTAとタイプすると起動できる。しかし以下に記すライブラリーの問題で私の場合はうまく動かなった。
**問題の解決:ライブラリーの追加 [#r03162a5]
-terminalから起動した方がエラーの内容が分かるので、そちらから起動させてみると、libGLU.so.1がないと怒られている。これはMesa関係のライブラリーであるが、私の環境ではインストールされてないためだ。そこでhttps://rpmfind.net/linux/rpm2html/でlibGLUを探す。沢山出てくるので、System=Fedora, Arch=x86_64で絞る。Fedora20用があるので、右側のrpmへのリンクをクリックすると、インストールするか聞かれるので、「インストールする」をクリックする。ポップアップウィンドウの指示通りにインストールする。他のLinuxのディストリビューション用のrpmもここにあるので、同じエラーが出た方は試してみてください。
-その後、VESTAを起動しようとすると、今度はlibpng12.so.0がないと怒られる。これはVestaとFedora20で使っているlibpngライブラリーのバージョンが違うためである。上記と同様にlibpng12.so.0をインストールする。なお、探すときはlibpng12, system=fedora, arch=x86_64で絞る。そうでない時に出てくるリストのFedora x86_64のリンクはおかしいようで、ダウンロードされるのは32bit版である。64bit版かどうかはそのライブラリ自体をfileコマンドで調べればよい。なお、libpng12.so.0自体はエイリアス(リンク)なので、本体に対してfileコマンドを使う。またそれがインストールされるディレクトリは/usr/lib64であり、/usr/libではない。
-私の場合は以上の対処でVestaが動くようになった。なおVestaで表示できる鉱物構造のデータ集を[[Vesta_data]]に置いている。
 terminalから起動した方がエラーの内容が分かるので、そちらから起動させてみると、libGLU.so.1がないと怒られている。これはMesa関係のライブラリーであるが、私の環境ではインストールされてないためだ。そこでhttps://rpmfind.net/linux/rpm2html/でlibGLUを探す。沢山出てくるので、System=Fedora, Arch=x86_64で絞る。Fedora20用があるので、右側のrpmへのリンクをクリックすると、インストールするか聞かれるので、「インストールする」をクリックする。ポップアップウィンドウの指示通りにインストールする。他のLinuxのディストリビューション用のrpmもここにあるので、同じエラーが出た方は試してみてください。
 その後、VESTAを起動しようとすると、今度はlibpng12.so.0がないと怒られる。これはVestaとFedora20で使っているlibpngライブラリーのバージョンが違うためである。上記と同様にlibpng12.so.0をインストールする。なお、探すときはlibpng12, system=fedora, arch=x86_64で絞る。そうでない時に出てくるリストのFedora x86_64のリンクはおかしいようで、ダウンロードされるのは32bit版である。64bit版かどうかはそのライブラリ自体をfileコマンドで調べればよい。なお、libpng12.so.0自体はエイリアス(リンク)なので、本体に対してfileコマンドを使う。またそれがインストールされるディレクトリは/usr/lib64であり、/usr/libではない。
 私の場合は以上の対処でVestaが動くようになった。なおVestaで表示できる鉱物構造のデータ集を[[Vesta_data]]に置いている。
-ファイルとしてダウンロードして、自分で解凍して/usr/lib64へコピーした場合はライブラリーパスが設定されていないので、ライブラリーへのパスを.bash_profileに書き込んでおく。
 LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib:/usr/lib64
 export LD_LIBRARY_PATH