MB-DAC の変更点


#author("2024-03-09T07:32:54+09:00","default:masami","masami")
#author("2024-03-09T07:35:31+09:00;2024-03-09T07:32:54+09:00","default:masami","masami")
*Merrill-Bassett DACの紹介 [#zc673fc4]
#image(https://mkanzaki.sakura.ne.jp/images/MB-DAC-XRD.png,center,60%)
#image(https://mkanzaki.sakura.ne.jp/images/MB-DAC-XRD.png,center,50%)
-左側の上に載っかっているおむすび型のものがMerrill-Bassett型のDACです。これ自体は昔High Pressure Diamond Opticsから買ったもの。
-非常にコンパクトなのが特徴です。10 GPa程度までのラマン測定などで使ってます。
-非常にコンパクトなのが特徴です。10 GPa程度までのラマン測定などで使ったことがありますが、普通はSymmetrical DACを使うのであまり出番がありません。本来はX線回折用です。ダイヤモンドの支持台にはWCとBeの2種を用意しています。
-微小部X線回折計にも取り付けられるように工夫しているのが上の写真。右側が回折計への取り付け部分。黒い部分(左の底と右の上部分)はマグネットベースで、左側の底と右側の上面とが磁石でくっつく。簡単に外せて、再度取り付けた際の精度がよいので使ってます。マグネットベース自体はソーラボの製品で、顕微ラマン装置のミラーやフィルターの脱着で何カ所か使っているものと同じです。
-DACでのX線回折実験用で必要となる、位置決め用のマクロスコープを自作した。その後、中古のマクロズームレンズを買ったので、レンズ部分は交換した。
#image(https://mkanzaki.sakura.ne.jp/images/macroscope.png,center,60%)
#image(https://mkanzaki.sakura.ne.jp/images/macroscope.png,center,50%)

*この装置を使って書かれた論文 [#a3697db8]
-Kanzaki, M., X. Xue, J. Amalberti and Q. Zhang (2012) Raman and NMR spectroscopic characterization of high-pressure K-cymrite (KAlSi3O8.H2O) and its anhydrous form (kokchetavite), J. Mineral. Petrol. Sci., 107, 114-119.