#author("2025-08-20T15:22:15+09:00;2025-08-19T15:05:20+09:00","default:masami","masami") #author("2025-08-28T20:36:55+09:00;2025-08-19T15:05:20+09:00","default:masami","masami") *サッポロポテト現象(備忘録)(2025/08/19) -785 nmラマン分光装置でHayearのCMOSカメラで試料像を撮っていた時にレーザースポットを観察すると、その周りに回折スポットのようなもの(2次元で周期的にスポットが並ぶ)が見えたことがあった(下の写真)。あれはCMOSピクセルの2次元周期構造で光が回折されて生じたようだ。天文ではサッポロポテト現象、カメラ業界ではマイクロレンズフレアーと呼ばれている。天文用CMOSカメラでのサッポロポテト現象については「あぷらなーと」さんの[[ブログ:https://apranat.exblog.jp/33777437/]]が詳しい。 -サッポロポテト現象が出た時の写真を見つけたので貼っておきます。CMOSセンサーで回折された後に再度どこかで反射されてCMOSセンサーに戻らないとそもそも見えないはずなので、フィルターで反射してるのかな? -CMOSセンサー自体を回折格子かつ検出器に使った分光器のアイデアが湧いてきたが、そもそも最初に余分な光がCMOSに入ってくるので作れてもバックグラウンドが高そう。 #image(https://mkanzaki.sakura.ne.jp/images/Sapporo-potato-phenomema.png,center,50%)